個人住宅
北イタリアにあるこの個人住宅のプロジェクトの特徴は、ノウハウ豊かな金属の使い方と金属素材への情熱が感じられることです。既存の建物とコンテンポラリーな仕上げの建て増し部分との完璧な共生が成立しています。クライアントの希望や垢抜けた好みに基づき、コンセプトからエンジニアリングまで全ての設計をDe Castelliの設計部が担当しました。施工先の場所的ニーズを加味し、建築と風景のどちらにも適したソリューションをつくることができるよう、コンテクストを吟味することが前提条件であり、物からではなく場所からスタートさせて考える予備知識が必要となります。殊にこのプロジェクトにおいてDe Castelliは、職人が手作業でDeLabré処理を施し、自然な外観とセメントを思わせるような特殊な色彩効果をもたせたアルミニウムの壁面仕上げ材を実現することで貢献しています。アルミニウムの壁面仕上げ材は、デザイン性と技術を融合しただけでなく、太陽光が当たり天候の影響を受けやすいアウトドア環境にもしっくりと合います。
建築家 R&D De Castelli
場所 チッタデッラ(イタリア)
年 2015
写真提供 Andrea Pavan







