Cersaie 2018

Cersaie 2018

近年開催されたCERSAIEでDe Castelliは大きな成功を収めました。数多くの来場者が代わる代わる当社のブースを訪れ、展示された高級素材による新しい表面仕上げ材やDe Castelliの試行錯誤から誕生した贅沢な仕上げに見入る姿が見受けられました。この展示で来場者は、トレヴィーゾを拠点とするDe Castelli社を職人技とテクノロジーと高度なプロジェクトを合わせて金属加工に高度なデザイン性を導入する会社として認識し、その国際的名声と新作に強い関心を示しました。大勢の人々が、それぞれ異なる性質と特殊性をもつ新しい提案を高く評価しました。Leonardo SonnoliがデザインしたYokoは、DeLabré処理を施した黒い金属板にブラスまたは銅の象嵌でモチーフを描いた壁面装飾システムです。施工時の並べ方次第でランダムに生まれる図柄の妙を生かしたもので、施工先ごとにパーソナライズされた独自のコンポジションができます。DecoDeは、六角形の吸音パネルでつくるデザイン性と機能性を兼ね備えたモジュールです。De Castelliが建築家のPino Scaglioneとのコラボで開発したものです。Circle Wallは、酸化処理によってさまざまな表情をつくった真鍮製の円形エレメントを鱗のように重ねて施工する壁面装飾で、R&D De Castelliのデザインによるものです。ブース内には、このほかにもPaola Lentiとのパートナーシップで開発された壁面仕上げ材もあります。酸化処理を施した銅の織物のTela、素朴な鉄とアルミニウムによる玉虫色の壁面仕上げ材Glow、Linvisibileとのコラボレーションによる特別な「水彩画風」のMareaを張って仕上げたドアなどです。この他にも幾つかのコレクションを展示し、De Castelliブランドのノウハウをくまなく紹介しています。そして展示に統一感をつくっているのはMatteo BrioniのTerraplus「テラクルーダ(焼かれていない粘土)」で仕上げた床です。De CastelliではMatteo Brioni とのコラボを展開しており、近くのWall&Decòのブースに出展したStudio IrvineのTerraframeプロジェクトでもその成果が見られます。

建築家 R&D De Castelli, Leonardo Sonnoli, Pino Scaglione, Paola Lenti, Matteo Brioni, Studio Irvine
場所 ボローニャ
2018